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ニッサン 35GTR グラシィGコート施工

今回紹介させていただくお客様のお車は、
ニッサン35GTR。
ボディーとホイール共にGコートを施工させていただきました。

お客様からのリクエストは、『濡れているようなツヤ』という事でしたので、
話し合いの結果、下地段階で行う『磨き』でこのような感じに調整しました。

ニッサン 35GTR グラシィGコート施工_f0211434_23571240.jpg


『超鏡面仕上げ』という言葉がよく使われますが、
今回の施工は『超鏡面仕上げ』ではありません。

車種、デザイン、塗料の種類、色などによっては、
塗装の細かい塗り肌をまっ平らにする『超鏡面仕上げ』をしてしまうと、
高級感や重厚感が無くなってしまう場合があります。

上記のような理由から、今回は元々の塗装の肌の特徴も残しつつ、
赤がキッチリと発色するレベルに仕上げました。

ニッサン 35GTR グラシィGコート施工_f0211434_23572032.jpg


このブログを書かせていただいている私、代表の新谷は、
カーデザイナーを目指し、
学生時代にカーデザインを専攻しておりましたので、光の反射やツヤには『うるさい』ほうです。
クルマやバイクをデザインする時、絵を描くのですが、光の反射具合を間違って描いてしまうと、
描こうとしているそのクルマやバイクのコンセプトと、違ったものが表れてしまいます。
例えば、走行性能を売りにするクルマやバイクでも、光の反射具合を間違えて描くと、
スピード感のないものになってしまいます。
もちろん、光の反射ではなく、『形』によってコンセプトを表現するのがデザインなのですが、
今私はコーティング屋ですので『形』を変える事を生業としているわけではありません。
私が出来る事は、磨き方を調整する事で光の反射具合を調整し、
お客様が求めておられるタイプの『ツヤ、輝き』を出す事です。

今回のお客様の場合、
サーキットや峠をガンガン走られる方ではありませんので、
話し合いの結果、高級&重厚タイプのツヤでいかせていただきました。

お客様が考える理想のタイプのツヤと、私達が考える理想のタイプのツヤなどを
話し合って、どのような下地作り(磨き)をするのか決めてから作業にかかる・・・
私達グラシィにとって、これは最高に嬉しい流れです。

コーティングの液の性能と価格だけが店を選ぶポイント!と思っておられる方が
まだまだ多いと思うのですが、
コーティングの性能を上げる為だけではなく、
多くの方に下地作りの仕方次第で『質感まで変化させられる』事を
知っていただけたら嬉しいです。

例えば、サービスマニュアルを見ながら、エンジンを組む場合、
同じパーツを使うとしても、
各部の抵抗などまで考えた人が組んだエンジンと、マニュアル通りに組むだけという感覚の人が組んだエンジンでは、パワーの出方はもちろん、耐久性など、いろいろと性能面で『大きく』差が出てきます。
コーティングも同じようなものです。
・・・・・・・
熱くなって思いつくままに書き込んでしまったので話が斜めにズレっぱなしですね。。。

でも、修正せずに『オチ』無しで進めさせていただきます・・・(汗

いろいろと勝手な事を書きましたが、『すべておまかせ!』というお客様を嫌がってるわけではありません。
その場合は、私達が思う、『理想のタイプ』で勝手に施工させていただきます。
それはそれで嬉しい事です。
・・・・・
ああ・・・またオチがありません。。。

とりあえず、当店のコーティング施工に対する考え方を思いつくまま書かせていただきました。

※今回の写真を撮影した日時は、前回までの記事と前後しますが、参考例としてあげたかったので、
載せました。

最後に・・・

ニッサン 35GTRのお客様、施工のご依頼、ありがとうございました!
またのご来店を心よりお待ちしております!

  by glasy | 2010-02-13 01:08 | クルマ(国産)

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